髪を切りました。

気分転換がしたくて、美容院に行った。
かなり、短く切った。

あの頃は、ずっと髪を伸ばしていた。
当時付き合っていた彼は、長い髪が好きだった。

yasuは、彼の親友だった。
私たちは、いつでも3人一緒だった。
彼とは4年ちょっと付き合って、別れた。
彼の浮気を知らない振りをしているのが辛かったから・・・
yasuはずっと、彼に他の女の人が居ることを
知っていた。私には知らない振りをしてくれた。
私が不安になると、いつも勇気づけてくれた。

彼とは、yasuに相談せずに別れた。
yasuを2人の間で苦しめることは出来なかった。
別れたことを報告した時、
「お前が決めたことなら、それでいい。」と言った。
「もう、yasuとも会えないね」って言った私に、
「あいつの彼女だったから、一緒に居たわけじゃない。
おまえ自身と、親友として付き合ってきたつもりだ。
これからも、変わらないよ。」と優しく言ってくれた。
私は、彼を失ったけど、親友は失わなかった。

それから、何度も2人で会った。3人でない事に違和感があった。
だけど、男と女ではなかった。
お互いの仕事や、恋の話もした。
たくさん相談にのってもらった。
共通の友人も死んだ。
私達はお互いを支えあうことで、生きていく力にした。

一般的に男と女は、友情から愛情へ、好意から愛情へ
移り変わっていくものだと思っていた。
私たちは、友情から、一度に同志になってしまった。
どういう形が愛情なのかを忘れてしまっていた。
人間同士として、結びつきすぎたから、
愛しい気持ちを出すことが出来なくなっていた。

今になって、思うことがたくさんある。
私は、やっぱり、後悔している。
yasuが幸せになるためのさよならだったと、自分に言い聞かせる。
だけど、この答えがyasuのためだったなんて、
私の思い上がりなんだろう。
yasuは、今、何を思っているんだろう。