静かな夜です。

2002年11月26日
外は小さな優しい雨・・・
静かな夜です。

学生時代の男友達(S君)から、
「結婚式に出てくれないか?」って、連絡があった。
あの頃、私の友達(Yちゃん)と付き合っていて、
就職してからその二人は別れた。
遠距離恋愛だったからねぇ〜
あの頃、S君、振られてかなり落ち込んでいたからねぇ〜 
幸せになるの聞いてうれしかった。
S君は、大江千里を田舎のおっちゃんにした感じで、
夏はタオルを首にかけて、サンダルで遊びに来るような人・・・
顔を見るだけで、笑えるような人・・・
よかったね。お幸せに・・・

学生の頃、私が得たものといえば、たくさんの思い出と出会いだった。
今でもたくさんの友達がいる。男の人も女の人も・・・
どちらかといえば、女扱いしてもらえない私だったから、
男友達も多かった。
彼が出来て、彼の友達とも仲がよくなって、
そのとき、一番仲のいい友達がyasuだった。
yasuは私の家の近くに下宿していたから、
ちょくちょく夜中に家を抜け出して、yasuの部屋に遊びに行っていた。
ゲームしたり、お酒飲んだり、(未成年だって!)、たわいもなく話したり・・・
彼とyasuと3人だったり、他の友達が一緒だったりしたけれど、
いつも笑っていた。

ある日、彼氏が言った。
「俺がいなくなっても、お前にはyasuがいてくれるから大丈夫だ。」
1年間、彼と離れ離れになることが分かっていた。
それが分かっていたからこそ、彼から出た言葉だった。
yasuと彼は、親友以上だった。女の私がやきもちを焼くほどだった。
そんな二人を見て、私は男同士の友情を感じた。
二人の中には入れないって思った。

そんな時、偶然、彼の浮気を知った。
誰にも言えなかった。yasuにさえも・・・
怖かった。現実を認めることが・・・

それから数ヶ月後、yasuは、私達と離れて生きることを選んだ。
誰にも相談せずに、1人で学校を辞めていった。
4月になって、1度だけ学校に来た。
「あいつと仲良くやれよ。」と一言だけ私に言って、yasuは去っていった。
yasuがいなくなってから、私はyasuの存在の大きさに漠然とした。
階段で、グランドで、教室で・・・yasuの姿を探していた。
彼は、私がyasuの事を口に出すのを、嫌がった。
yasuが黙って辞めた事を許せない彼がいた。
そして、数ヵ月後、私は、彼もyasuもいない場所に取り残された。

yasuの気持ちを知るのは、それから何年も後のこと・・・
私は、絶句だった。
ただ、私は、yasuの前で、女であってはいけないと思って生きていた。
yasuは、私の弱さを受け入れると思ったから・・・

あんなにyasuが好きだったのに、どうして、手を離してしまったんだろう。
何から、逃げたんだろう。

時間の流れは、ある意味、残酷なのかもしれません。
痛みを癒すためなんて、まだ、思えない・・・

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