午前0時を過ぎた・・・
12月2日になった。私の誕生日だ。

毎年、12月1日の夜。
午前0時過ぎに、yasuは電話をくれた。
毎年、1番に「誕生日おめでとう」Callをしてくれた。

19歳の誕生日だった。
yasuから、「俺の部屋に来てくれないか?」と電話があった。
その日は学校も休みだったため、お弁当を作って、yasuの部屋に行くと、
彼とyasu、そしてA君が、ケーキを買って待っていてくれた。
A君は、彼と同じクラス、彼やyasuとは同じバスケ部、
そしてK君を加えた4人で、バンドを組んでいた。
3人が歌ってくれた、「♪Happy Birthday♪」・・・
最高のプレゼントだった。

それから、yasuは、毎年、誕生日に電話をくれた。
21歳の誕生日には、花を贈ってくれた。
メッセージカードも入れてくれていた。
今でも、大切にしている。私の宝物・・・

私は、いつからか、yasuからの電話を待つようになっていた。
酔っ払って、電話かかってきたこともあったし、
午前0時ぴったりに、おめでとうを伝えてくれたこともあった。
私を忘れずにいてくれることが、ただ、嬉しかった。

私は、今、鳴るはずのない電話を、眺めている。
あの頃とは、電話番号も変わった。
携帯の番号も変えた。
だけど、待っている私がいる。
今、yasuの声を聞いてしまったら、
今までの4年間は、意味のないものになってしまいそうだ。

ありもしないことを考えてしまう私・・・

この1年も、私らしく、生きられるように・・・
素敵なことが、待っていますように・・・
そして、yasuのことをいっぱい想う、私でありますように・・・


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