初めて話しかけられた日
2002年12月12日初めてyasuに話しかけられた日・・・
まだ、覚えている。
寒い冬だった。
私は、学校の軽音楽部のあるバンドに、助っ人として参加していた。
日曜の午後、私は集合時間の10分ほど前、練習場の外で、
前のバンドの練習が終わるのを待っていた。
友達が、「花音、寒いから中に入りなよ」と声をかけてくれて、
練習場に入った。そこで、練習をしていたバンドに、yasuがいた。
私は、とても楽しそうに演奏する4人を、遠い目で見ていた。
その頃の私は、反抗期で、楽しい事が何もなかった。
お世辞にも上手とはいえない演奏の中に、パワーを感じ、
同時にうらやましくも思えた。
翌日の月曜日だった。
同じクラスメイトだったyasuが、急に私の前にやって来て、
「昨日の練習、見に来たやろ。お前誰見てた?」
「誰って?何でそんな事聞くの?」
「俺ら、みんな、「自分を見てた!」って思っていて、
はっきりしようって事になって、俺が直接お前に聞くことになって・・・」
「誰も見てないよ。」
「いいから、今決めてくれ。誰見てたんや?」
「だって、私、ど近眼だよ。あの距離じゃ顔も見えないよ・・・」
「困ったなぁ〜 お前が照れて、言ってくれなかったことにしておこう・・・」
と、勝手に納得して去って行きました。
同じクラスにいたのに、yasuとの初めての会話・・・
今、考えると、笑ってしまうほど、子供っぽい。
実際、子供だったんだけど・・・
それから数日後、そのバンドのメンバーで、
「あの時、俺を絶対見ていた!」と強く信じていた人が、
私を気にしてくれ、友達を通じて話をするようになり、
半月後、彼となりました。
yasuは彼の親友として、私のそばにいつも存在してくれるようになりました。
彼とyasuは、兄弟みたいで、いつも一緒にいて、
特別何かを言わなくても、通じ合っているようなところがあった。
その特別が、うらやましくて、yasuにやきもちを妬いたりもした。
いつも不安になると、yasuに助けを求めた。
彼も気持ちが分からない時、いつも勇気付けてくれたのはyasu・・・
あの頃から私にとって、yasuは特別だった。
恋愛感情ではなかったけど、ある意味、一番信頼していた。
yasuは、私を放っておけないって、いつも言っていた。
だから、そばにいると・・・
それなのにyasuは、あの春、私達仲間から離れて生きることを選んだ。
私達には、歴史がある。
ただ、時間を過ごしてきただけじゃない。
積み重ねのようなもの。
yasuが私に気持ちを伝えてくれた時、
何を信じていいのか分からなかった私に、
「俺たちには、今まで過ごしてきた積み重ねがある。」と言ってくれた。
私がyasuと積重ねてきた事を支えに生きてきたことを、
yasuは分かっていたのかもしれない。
私は、今でも、私の中にあるyasuを支えにして生きている。
yasuを失ったけれど、私はすべてを失ったわけではない。
まだ思い出に出来ない、yasuとのたくさんの積み重ねがある。
私は、もう少し、それを抱きしめていよう。
今は、まだそうすることしか出来ないから・・・
まだ、覚えている。
寒い冬だった。
私は、学校の軽音楽部のあるバンドに、助っ人として参加していた。
日曜の午後、私は集合時間の10分ほど前、練習場の外で、
前のバンドの練習が終わるのを待っていた。
友達が、「花音、寒いから中に入りなよ」と声をかけてくれて、
練習場に入った。そこで、練習をしていたバンドに、yasuがいた。
私は、とても楽しそうに演奏する4人を、遠い目で見ていた。
その頃の私は、反抗期で、楽しい事が何もなかった。
お世辞にも上手とはいえない演奏の中に、パワーを感じ、
同時にうらやましくも思えた。
翌日の月曜日だった。
同じクラスメイトだったyasuが、急に私の前にやって来て、
「昨日の練習、見に来たやろ。お前誰見てた?」
「誰って?何でそんな事聞くの?」
「俺ら、みんな、「自分を見てた!」って思っていて、
はっきりしようって事になって、俺が直接お前に聞くことになって・・・」
「誰も見てないよ。」
「いいから、今決めてくれ。誰見てたんや?」
「だって、私、ど近眼だよ。あの距離じゃ顔も見えないよ・・・」
「困ったなぁ〜 お前が照れて、言ってくれなかったことにしておこう・・・」
と、勝手に納得して去って行きました。
同じクラスにいたのに、yasuとの初めての会話・・・
今、考えると、笑ってしまうほど、子供っぽい。
実際、子供だったんだけど・・・
それから数日後、そのバンドのメンバーで、
「あの時、俺を絶対見ていた!」と強く信じていた人が、
私を気にしてくれ、友達を通じて話をするようになり、
半月後、彼となりました。
yasuは彼の親友として、私のそばにいつも存在してくれるようになりました。
彼とyasuは、兄弟みたいで、いつも一緒にいて、
特別何かを言わなくても、通じ合っているようなところがあった。
その特別が、うらやましくて、yasuにやきもちを妬いたりもした。
いつも不安になると、yasuに助けを求めた。
彼も気持ちが分からない時、いつも勇気付けてくれたのはyasu・・・
あの頃から私にとって、yasuは特別だった。
恋愛感情ではなかったけど、ある意味、一番信頼していた。
yasuは、私を放っておけないって、いつも言っていた。
だから、そばにいると・・・
それなのにyasuは、あの春、私達仲間から離れて生きることを選んだ。
私達には、歴史がある。
ただ、時間を過ごしてきただけじゃない。
積み重ねのようなもの。
yasuが私に気持ちを伝えてくれた時、
何を信じていいのか分からなかった私に、
「俺たちには、今まで過ごしてきた積み重ねがある。」と言ってくれた。
私がyasuと積重ねてきた事を支えに生きてきたことを、
yasuは分かっていたのかもしれない。
私は、今でも、私の中にあるyasuを支えにして生きている。
yasuを失ったけれど、私はすべてを失ったわけではない。
まだ思い出に出来ない、yasuとのたくさんの積み重ねがある。
私は、もう少し、それを抱きしめていよう。
今は、まだそうすることしか出来ないから・・・
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