謝りたかった事・・・

yasuに、謝りたかった事があります。

私は、彼とyasuの友情を壊してしまいました。
ずっと、謝りたかった。
彼と別れたことで、yasuは彼と連絡しなくなりました。
私のせいで壊れた友情を、ずっと悔やんでいる私だった。
yasuは、一度も私を責めたりしなかったけど、
私には、その優しさが痛かった。
yasuが私を責めてくれたら、私のせいだと言ってくれたら
素直に謝ることが出来たのかもしれない。
もっと、yasuに近づけたのかもしれない。

「あいつ(彼）とは、深いところでつながっているから・・・」と、
いつか、言ってくれた。
連絡するとか、会うだけが友情の形でないことを、言いたかったんだろう。
私とyasuには、そんな確かなものはなかった。
少なくとも、私には見えなかった。

彼と、yasuが最後に一緒だったのは、
卒業して初めてのお正月だった。
私と彼、yasuと、同じバンドのメンバーだったK君・・・
広島駅で待ち合わせして、yasuの部屋に行った。
みんな社会人になって、少し大人になったけど、
中身は何も変わっていなかった。
朝方まで、みんなで飲みながら、はしゃいだね。
私は、またあの頃のように、彼とyasuに囲まれて、安らぎを感じていた・・・
それが2人が一緒だったのを見た最後・・・

私とyasuのことは、誰も知らない・・・
あの頃の仲間でさえ・・・言わなかったし、言えなかった。
ただ、K君だけは、あの頃からyasuの私に対する気持ちを知っていた。
いつか電話で言っていた。

「yasuは、ずっと花音を守ってきたよ。男としてね。
でも、花音以外の事が、いい加減すぎたね。
仕事の事にしても、お金の事にしても・・・
花音と一緒になったら、yasuはがんばったと思うよ。
だけど、俺としては、yasuは自分で甘えている部分を
直さないといけないと思う。
花音が、yasuのためにしようとしていることは、
いつまでもyasuを、甘やかしてしまうんじゃないか？」

私よりも、ずっとyasuのことを分かっている。
その人が言うことだから、きっとそうなんだろう。
そんなyasuだから、放っておけなかった。
でも、本当は、私がそばにいてほしかった。

私は、ひどい人間ですか?
自分勝手で、どうしようもない・・・