存在の大きさ
2002年12月21日夜空を見上げて、目を閉じると
行った事もないyasuの住む街が浮かんできました。
月明かりに照らされた海と、砂浜・・・
電話している時に、部屋から海が見えるって、
月が水面に反射して、きれいだって話してくれた。
yasuが生まれて育った街・・・
一度行きたいって、yasuにお願いしたけど、叶わなかったね。
近いから、いつでもいけるって言っていたのにね。
もう、私が、yasuの人生にかかわることなどなくて、
遠い日の再会の約束も、きっと叶わない。
努力じゃなくて、歩み寄りじゃなくて、心の問題だから・・・
yasuが許してくれるなんて思っていない。
私がしたことは、許されることではないから・・・
ただ、あの時間が、私に許された時間だった。
誰にも言えない。誰にも話せない。
そして、誰にも許されない、そんな想いだったから・・・
私が何故、何年もあの場所に行こうとせがんだのか、
分かっていたのでしょうか?
私、ずっと、罪悪感でいっぱいだった。
あの時、私が会いたいとせがんだから、yasuはあの場所にいたのよね。
私はyasuが大事にしていた親友を、目の前で失わせてしまった。
yasuには、悲しみを思い出させるから、言えなかったけど、
ずっと申し訳なかった。心の中で詫びでいた。
yasuの生きる姿勢から、親友の分まで生きようとする強い意志と
失った悲しみの深さを知った。
でも、それが、yasuなりの親友に対する友情なのよね。
あの日、2人で行ったお墓参り・・・
お墓に向かって、私にいろいろな話をしてくれた。
あんな風に語れるまで、どれだけの悲しみを抱えてきたのだろう。
そんなに苦しんできたのだろう。
そんなyasuだから、支えたいと思った。
罪悪感だけでなく、私がyasuのそばに居たかったから・・・
私がそばにいると強くなれるって言ってくれたyasuに、
甘えているって言ってしまったけど、それは私の方・・・
私は、どんなに大きな優しさの中にいたのだろう・・・
今、改めて存在の大きさを思い知らされる・・・
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