私の中の矛盾

あの日の電話がなかったら、
こんなに苦しくなかったのかもしれません。
そんな風に考えた事もあります。
yasuが気持ちを打ち明けずにいてくれたら、
私たち、ずっと、繋がっていけたんじゃないかって・・・
言葉で確かめ合わなくても、
気持ちが繋がっていられる、そんな二人でいられたんじゃないかって・・・

一緒にいられなくても、一緒に生きられなくても、
どこかで、特別だって信じていた。
楽しい時にだけ、一緒にいたわけじゃないから・・・
yasuの中にある悲しみや辛さを、救いたいと思った。
私が、yasuに救われたように・・・
yasuの幸せを一緒に喜んであげられる人になりたいと思っていた。

でも、yasuの幸せが、私自身だったとしたら、
私は、手放しでは喜べなかった。
矛盾しているよね・・・

本当に苦しかったのは、
yasuだったんだと、初めて知った。

忘れる事が出来るなら、
簡単な事なのかもしれない。
でも忘れられないから、
今でも、迷っている。