優しさのすれ違い
2003年3月7日私には、あの時、yasuを守れるほど、強くなかったのだと思います。
想うだけが精一杯で、
yasuの気持ちを、顧みてはいなかったのかもしれません。
自分勝手で、わがままで、自分の気持ち押しつけてばかりだった。
余裕がなかったのだと思います。
自分のことも、yasuのことも・・・
yasuが最後まで、私に何も言おうとしなかったのは、
心配をかけたくないと言った、yasuの言葉がすべてなのよね。
yasuは、私を理解していたから、言えなかった。
優しさだと気付く前に、私達は離れてしまったんだよね。
私のことを本当に理解しているからこそ、
苦しめたくはなかったのだろう。
そんな見えない優しさに、私は苦しんでいた。
自分勝手は、分かってる。
求め過ぎてしまったことも・・・
それがyasuを苦しめたことも・・・
傷つけてしまったことも・・・
病院のベットの上で、yasuが何を考えていたのか?
yasuのお母さんから、入院の事を聞かされた私は、愕然とした。
「入院の事を言うと、お前、心配するだろう?」って、
電話の向こうで笑ってた。
遠くにいるから、離れているから、
相手の負担になりたくないって、思ってた。
それは、私も同じだけど・・・
相手を思いやる気持ちが、時に相手を傷つける。
何も話さない事が優しさであると同時に、
話して安心させる事も、優しさなのかもしれない。
私達は、お互いに対して、
ぶつかる事を恐れすぎていたのかもしれない。
人間として繋がりすぎていて、
男と女では、いられなかったのかもしれない。
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