優しい雨?
2003年6月11日待ち合わせの時間が過ぎても、
yasuは現れなかった。
もし、yasuが来てくれたなら、
今の自分の気持ちを、
yasuへの想いも、
正直に話してしまうかもしれない不安に駆られた。
携帯が鳴った。
「花音か?ごめん。
昨日、飲みすぎちゃってさ。
今、起きたんだ。
待ち合わせの時間過ぎてるよな・・・」
「もういいよ。
せっかくの休みに、わがまま言って、ごめん。
ゆっくり、眠って・・・
私は、帰るよ。」
電話を切った後、涙が溢れた。
「縁がない・・・」
yasuと私には、縁がなかったのかもしれない。
逢えない事が、すべてを物語っている。
そう思うことで、ある意味、すっきりした。
さっぱりした。
雨の中、yasuへの想いを流したくて、
傘もささずに、立ちすくんでいた。
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