優しい雨?

2003年6月13日
  
物事が、すべて白紙になり、
生活も落ち着いた頃、
yasuの部屋に、報告の電話した。
黙って、話を聞いてくれた。

「あの時、もし、結婚やめるって言ったら、どうしていた?」

「どうしてたかな?
でも、俺が、『そんな事言わずに、頑張れ!』って言ったら、
お前は、無理してでも頑張っただろ?
だから、俺は、お前にいい加減な事、言ったらいけないって思うんだ。」

「うん。
きっと、yasuに頑張れって言われてたら、
私、素直に言う事、聞いたかも?」

「俺、正直な。
お前から、結婚の話聞いた時、
うまくいかないかも?って思っていたんだ。
お前、今まで即決して、うまくいかなかったこと、あるだろ?
結婚って、付き合ってすぐ出た話だったし、
あせって決めた気がしたから、もしかして・・・ってな。」

「yasuは私の事、分かっているよね。
今度いい人見つける時は、
yasuの存在をちゃんと、分かってくれる人にするよ。」

「何年、お前と付き合っているんだよ。
顔見たら、声聞いたら、
お前の考えてる事、分かるんだよ。
そういう俺達の仲を、一般の男には、理解できないだろうなぁ〜
まぁ、お前の元気な声が聞けて、安心したよ。
お前は、笑ってないとダメなんだ。
何かあったら、いつでも聞いてやるから・・・」

笑えなくなっていた自分が、心から、笑えた。
yasuの言葉が、ありがたかった。
私が思っていたよりずっと、
yasuとのつながりは、深くて強い。
それだけで十分かもしれない。

yasuとの関係を、男と女じゃなくて、
人間として深めていこう。
人として、繋がっていたい。
誰よりも深いところで、どんなものよりも強く・・・
そうする事で、yasuへの想いは、十分報われる。

もう、誰も、傷つかなくていい。
そう思った、瞬間でした。


その半年あまり後、
yasuの本当の気持ちを、知る事になりました。

私が整理した気持ちは、
また、その瞬間から、動き始めてしまいました。


雨は、嫌いではありません。
窓の外を見ていると、
少しだけ、自分の想いに近づけたような気分・・・
素直になれる気がします。
   

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