親愛なる　妹へ

　　　　
今日は、妹の誕生日・・・
おめでとうコールをした。

私達、姉妹は、本当に仲が良い。
もう、10年以上、離れて暮らしているけれど、
週に1〜2回は、必ず電話で話すし、
実家にも、合わせて帰るほど・・・

妹は、本当に、
私の妹には、もったいないような
いい子だ。

姉である私の方が、
妹に頼ってばかりで、
本当に情けない。

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学生の頃、妹は、yasuに憧れていた。
通学の途中に、yasuと会うと、
手を振ってくれるって、喜んでいた。

一度だけ、yasuの下宿に、
妹を連れて行った時も、
夜中に抜け出して、遊ぶ事の楽しさより、
眠気が勝ってしまい、
遊ぶ前に、yasuの布団で寝ていた。

妹の中で、yasuは、
お兄ちゃん的存在だったらしいが、
私とyasuの関係には、昔から、疑問だったらしい・・・
友達以上、恋人未満なんて、
存在しないと思っていたからだ。
yasuとの関係は、まさに、それだった。

それから、10年余り・・・
私と、yasuの関係を知って、
妹は、「いつか、そうなると思っていた・・・」と言った。
yasuと別れた夜も、
泣きながら電話したのは、他の誰でもない。
妹だった。

ある意味、私の心の中の真実を、
一番知ってくれていたのは、
妹なのかもしれない。
yasuを含めたところで、私を見ていてくれた。

複雑な気持ちで、私の決断を見守り続け、
今も、味方でいてくれる。

だけど、今でも、
私がこんな風にyasuを想っているとは知らない。
もう、心配かけたくないから、
何も言えないし、何も言わない。

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親愛なる妹へ

お姉ちゃんらしい事、
何も出来なくてごめんね。
あなたの幸せが、
これからもずっと続きますように・・・

遠くの空から、
Happy　Birthday　to　you・・・