ひとめぼれ?

2003年7月31日
  
それから1ヶ月・・・
夏休みのバイトに励みながらも、
永さんが、忘れられなくなっていた。

ある日、友達と映画を見に行く約束をした私は、
永さんの学校のある街へ出かけた。
会えるはずなどない。
だけど、どこかで期待をしていた。

友達との待ち合わせ場所に、
先に着いた私は、何気なく、
ファーストフードのお店の中を、眺めていた。

そこには、女の人と親しげに座っている、
永さんの姿があった。
偶然、永さんと目が合い、
私は立ち去るように、
その場から、逃げてしまった。

涙が止まらなかった。
私は、どこかで永さんの言葉を信じていた。
優しかった言葉も、
彼女がいない事も・・・
全てが、否定されたような気がしていた。

夏休みの間、いろんな事を冷静に考えていた。
私が勝手に憧れていたのだし、
本当は、彼女がいたとしても、
永さんを責められる立場でもなく・・・

キレイな思い出としてなら、
最高なのかもしれないと、
自分に言い聞かせていた。

つづく
  

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