夏休み
2003年8月7日あれは、何年前の夏だっただろう?
突然、yasuから電話があった。
「夏休みは、取れそうか?
休みが取れたら、帰ってこいよ・・・」
突然の電話・・・
仕事が忙しかった私は、
お盆に帰れそうにない事を伝えた。
「8月の終わりなら、
なんとか休みが取れるかも?
土日だけかもしれないけど・・・」
「じゃ、その時、
一緒にあいつの墓参りに行かないか?
俺も、お盆には、行けそうにないんだ・・・」
「うん。連れて行って欲しい・・・」
yasuと、そう約束した。
でも、私は仕事が忙しすぎて、時間が作れず、
私が落ち着いた頃、
yasuは、地元の青年団の行事や、
サッカーの試合で、結局、帰る事は出来なかった。
「仕方ないよ。今回は、あきらめるね。」と言って、
電話を切った後、
なぜか、涙が止まらなかった。
yasuに逢う事を、心待ちにしていた私・・・
好きだという感情よりも、
涙の方が、正直だったのかもしれない。
あの時、無理して、逢いに行けば、
何かが変わっていたのだろうか?
あの時、逢う事が出来たなら、
今の私は、こんなに苦しくないのだろうか?
あの時の私の涙が、
今でも、真実だったような気がする。
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