ドライブ
2003年8月18日あの頃いつも、
yasuと自転車で走っていた道を、
一人で、ドライブした。
yasuとの思い出を辿るように、
あの頃と、少し変わっている景色を眺めながら、
車を走らせた。
海沿いは、あの頃と同じ、
潮の香りがした。
車を止めて、堤防に座った。
目を閉じると、
自転車を走らせながらふざけている
あの頃のyasuと私が、
すぐ横を通り過ぎていくような気がした。
我に返ると、
クラブ帰りの高校生が、自転車で通り過ぎていた。
海からの風は、優しく私を包んでくれた。
まるで、あの頃のyasuのように・・・
私は、その優しい風に吹かれながら、
この海の向こうに住んでいるyasuの幸せを願いながら、
車に戻った。
もう、戻れない。
あの頃の私達にも、あの笑顔にも・・・
私の手から、
大事なものばかりが、すり抜ける・・・
車の中で、思いっきり泣いた。
まだ、私は、こんなにも、
yasuを想って生きている。
yasuへの想い、一生分の償い・・・
私が背負うには、少し大きすぎるのかもしれない。
ドライブでさえ、辛い・・・
思い出を辿る事が、平気になるのは、
いったい、いつになるのだろう?
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