yasuの困った顔

2003年8月20日
   
私は、あの頃から、
yasuの困った顔を見るのが、
一番辛かった。

考えてみれば、
yasuがそんな顔をするときは、
いつも、私がらみの事だった。

彼氏に言えない事、、
友達にさえ、話せない事・・・
yasuの前なら、素直になれた。

私は、yasuの前で、よく泣いた。
ガマンしていても、
自分の弱さが出てしまっていた。

泣いた私を前に、
yasuは、とても困った顔をして、
私にかける言葉を、探しているような人だった。

「俺、お前に泣かれると、マジで弱いんだ。
お前が笑ってないと、調子狂っちゃって・・・」

そんなyasuの不器用さと、
ありきたりの慰めを言わない事が、
私の救いになっていた。

ただ、私は、
そんな優しさに甘えすぎていたのかもしれない。
yasuに、私の苦しみを背負わせる事でしか、
自分の存在価値を、
分かってもらえなかったのかも知れない。

大切な人に、困った顔をされるのは、
とても辛いし、悲しい。
それが、自分の事なら、なおさら・・・
だけど、私は、
苦しめる事しか出来なかった。

yasuの困った顔は、
今でも小さい棘のように、
いつまでも、私の心にある・・・
    

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