思い出の中の優しさ
2003年11月4日数年前、同僚が亡くなった時も、
私は、塞ぎこみがちだった。
ちょうど、yasuの誕生日が近付いたので、
手紙を書く事にした。
周りの人には、
弱い自分を見せたくなかった。
だけど、yasuにだけは、
本当を伝えたかった。
同僚を亡くしたこと、
今の自分の状態を素直に、文字にした。
そして、yasuに問いかけた・・・
「yasuは、あの時、
どうやって、悲しみを乗り越えたの?」
あの時とは、事故で友人を亡くした時だ。
私は、yasuに何も出来なかった。
そっとしておく事しか、出来なかった。
数ヵ月後、
yasuからの電話は、ひどく優しかった。
「大丈夫か?
すぐにでも、電話してやりたかった。
でも、俺の電話は、
お前に悲しみを蘇らせるだけだと思った。」
yasuは、いつもそうだった。
私が、どんな状況であろうと、
遠くから、近くから、見守っていてくれていた。
純粋に、守ろうとしてくれていた。
そんな、yasuの優しさを思い出しながら、
私は、もう少し、
その思い出の中の、
yasuの優しさに包まれたいと、
目を閉じていた。
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