11月は嫌い?
2003年11月15日謝っているyasuの横顔は、
10数年、yasuを見てきた中で、
初めて見る真面目な顔だった・・・
「yasuが謝る事なんて、何もないんだよ。
私のわがままなんだから・・・
ちゃんと、yasuを信じてあげられなくて、
ごめんね・・・」
「俺、何ヶ月、逢わなくても、電話しなくても、
お前なら、分かってくれるって、
待っていてくれるって、
勝手に思い込んでた。
言い訳になるかもしれないけど、
俺、入院したり、仕事でトラブったり、
自分に余裕がなかったんだ。
心配かけると思って、お前には黙っていたり・・・
結局は、お前に甘えていたんだろうな。
何も言わなくても、
俺の事、一番分かってくれているって・・・
不安にさせて、辛い思いさせて、
悪かったと思ってる。
だから、謝りたいって、思ったんだ・・・」
yasuの言葉のひとつひとつが、
心に痛かった。
『違うの・・・
yasuの気持ちを知った時、
もう、結婚決めていたの・・・
だけど、ずっとyasuが好きだったから、
本当の事隠して、yasuを受け入れたの・・・
悪いのは私・・・
だから、本当に謝らなきゃいけないのは、私なの・・・』
本当の事は、言えない・・・
絶対に、言わない。
yasuの言葉に、
首を振って、否定するのが精一杯・・・
ただ、うつむく事しか出来なかった。
つづく
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