先生との恋 ?

2004年1月17日
  
新しい年が明けた。

卒研の追い込みで、
超タイトなスケジュールを、こなしている私がいた。

ある日、学校から帰ってきた妹が、
私に言った。
「お姉ちゃん。
○○先生に、テレホンカードもらったん?」

「うん。
バイトの最終日に、お礼だってくれたんだ。」

「先生が、
『お姉ちゃんに、テレホンカード渡したのに、
電話がかかってこないって・・・』言ってたよ。
電話してきて!って言ってたから、してよね。
私が伝えてないって、思われるの嫌だし・・・」

正直、嬉しかった。
つながりが切れたと思っていた人が、
そんな風に思ってくれていただなんて・・・

翌日、男友達に、思い切って聞いてみた。
「男の人が、女の人に、
テレホンカード渡すって、
やっぱり、電話かけてきて欲しいってことなのかな?」
男友達は言った。
「まぁ、そうだろうなぁ〜
俺なら、渡す時に電話番号も教えるだろうけど・・・」
少し、背中を押されたような気がした。
それでも、2・3日、迷っていた。

夜中、受話器を取った。
調べた彼の電話番号の紙を、握り締めながら、
呼び出し音を聞いていた。

「あの〜先生ですか?
花音です・・・」
私は、消えるような声で告げた。
彼は、笑って、「やっとかけてきたね。」と言った。

いろいろな事を聞いた。
25歳で独身の事、
関西の大学を卒業して、社会科の教師をしている事、
サッカーとサザンが大好きで、
桑田さんの物まねが得意だって事も・・・

20歳の私には、大人すぎる人だった。
紳士で、優しくて・・・
彼に惹かれている私がいた。

気がつくと、3時間ほど、
時間が過ぎていた。
2人で、時計を見て、ビックリしていた。
3日後、逢う約束をして、
電話を切った。

                   つづく
    

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