暖かい時期になると、
なんだか、無性に切なくなる。

春は、yasuと出逢った季節・・・・
そして、
yasuが、学校を辞めて、
自分の道を歩き出した季節だからかもしれない。

出逢った頃は、
まだ、中学上がりの、
少年と呼ぶのがふさわしいほどの、
幼いyasuだった。
同じクラスになった私は、
出席番号も遠いyasuの事を、気に留めなかった。

時間が流れて、
どんどん、yasuが私の心の中で息づいていた。
そばにいるのが当たり前で、
失う事など、考えずにいた。
いつしか、見上げるほど背が伸びて、
大人の男になったyasuがそこにいた。

そして、yasuは、
yasu自身の道を歩むため、
私たちから、離れていくことを選んだ。
それも、春・・・

去っていく後姿を、
泣きながら見送った私は、
今でも、その瞬間を忘れる事が出来ない。

春は、希望や期待が膨らむけれど、
私は、まだ、
思い出の中で生きている。
   
  

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

この日記について

日記内を検索