思い出の中で生きている
2004年3月17日暖かい時期になると、
なんだか、無性に切なくなる。
春は、yasuと出逢った季節・・・・
そして、
yasuが、学校を辞めて、
自分の道を歩き出した季節だからかもしれない。
出逢った頃は、
まだ、中学上がりの、
少年と呼ぶのがふさわしいほどの、
幼いyasuだった。
同じクラスになった私は、
出席番号も遠いyasuの事を、気に留めなかった。
時間が流れて、
どんどん、yasuが私の心の中で息づいていた。
そばにいるのが当たり前で、
失う事など、考えずにいた。
いつしか、見上げるほど背が伸びて、
大人の男になったyasuがそこにいた。
そして、yasuは、
yasu自身の道を歩むため、
私たちから、離れていくことを選んだ。
それも、春・・・
去っていく後姿を、
泣きながら見送った私は、
今でも、その瞬間を忘れる事が出来ない。
春は、希望や期待が膨らむけれど、
私は、まだ、
思い出の中で生きている。
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