二人乗り

2004年6月4日
学生の頃、
yasuと自転車で二人乗りした道を、
娘と散歩した。

景色は、あの頃と変わっていないのに、
時間だけが過ぎている。

yasuの部屋で、朝方まで遊んで、
家の近くまで、自転車で送ってくれたよね。
もう、空が白み始めて、
星が消えていくのを、見上げていた。
少し乱暴な運転をするyasuと、
それを怒っている私・・・
口ゲンカしながら、それでも心地よい関係だった。

彼氏の親友・・・
ただ、それだけの言葉で表すには、
何か足りないような気がしていた。
yasuは、私にとって、
かけがえのない存在になっていた。
愛情ではなくて、友情とも違っていて、
自分を偽ることのない、安心できる場所になっていた。

あれから十数年・・・
yasuの存在は、私の中で生き続け、
いろんな事を通して、yasuに存在に支えられた。
自分の心にある想いが、
人間として必要としているのではなく、
私が女として、yasuを必要としていることに、
気付いてしまった。

結局、yasuを傷つけることでしか、
真実を封印できなくて、
yasuへの想いに、向き合うことでしか、
今の自分が支えられない。
この十数年は、なんだったんだろうか?

今も変わっていない景色の中で、
あの頃の私とyasuが、
笑っている気がした・・・
   
  

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