傷つくこと、傷つけること

　　
まだ若かったあの頃、
好きな人に嫌われることを恐れていた。
傷つくことが、怖かった。

いつからだろう？
自分自身が傷つくことよりも、
好きな人を、傷つけることの方が、怖くなった。

yasuが、ナイーブな人だったからかもしれない。
人の前では強がるけれど、
たくさんの傷を抱えている人だったからかも知れない。

悲しみや苦しみを、
人の倍以上、経験しているyasuだから、
ただ、守りたいと思った。
もう、傷つかなくていいと、
ずっと笑顔でいて欲しいと、心から願った。

だけど私は、
yasuから笑顔を、奪ってしまった。
一番大好きだった人を、
この私が、傷つけてしまった。

もう、誰も、傷つかなくていい・・・
yasuには、私の知っている最高の、
笑顔でいて欲しい。

あれから、5年半以上・・・
私は、あの時と変わらず、
yasuを想って、生きてます。