理想の彼?

2005年3月13日
  
私の誕生日・・・
正くんは、駅前に、
車で迎えに来てくれた。

ごはんを食べに行って、
いろいろな事を話した。
私が、彼氏と別れた事を後悔していない事。
そして、短い間でも、
正くんと会えて、楽しかった事、
感謝の気持ちを伝えた。
どこかで、もう会ってはいけない気がしていた。
正くんは、黙って私の話を聞いてくれた。

車に戻って、
私の部屋まで送ってくれると言ってくれた。
途中、夜景のきれいな場所へ連れて行ってくれて、
車を止めた。

「俺、花音と一緒にいたい。
遠距離になっちゃうけど、なかなか会えないけど、
ちゃんと将来も見据えた上で、
付き合いたいと思っている・・・」
正くんは、真っ直ぐに私を見て言ってくれた。
「私、この前まで、
正くんの友達の彼女だったんだよ?
それでもいいの?」
「俺は、今の花音がいいんだ。」と言ってくれた。

あのテニスの日から、
1ヶ月半・・・
私は、正くんと一緒に生きる事を、
心に決めていた。
                 【つづく】

  

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