理想の彼?
2005年3月18日正くんの実家は、
私を、とても温かく迎えてくれた。
両親は、私達の考えを尊重すると言って下さった。
それから、正くんの部屋に戻った私は、
なぜ、yasuが来てくれなかったのか、
そればかりを考えていた。
ただ、寝坊しただけなのに、
yasuに逢えなかったのが、運命のような気がしていた。
私が抱えている苦しさを、
きっと正くんには、理解してもらえない。
正くんの厳しさや誠実さが、
大好きなんだけど、
そこが私を苦しめるなんて・・・
本当は私、正くんが思っているようないい子じゃないし、
強くもないし、頑張り屋でもない。
正くんが会社に行って、部屋に残されて、
一人でいろいろ考えた。
深く、深く、考えれば考えるほど、私は笑えなくなっていた。
正くんは、私の変化に、
少しずつ気付いていた。
はじめは、体の調子が悪いと、言い訳した。
だけど、どんどん、
正くんに対する態度が、
おかしくなってしまった。
どうしたらいいのか、分からなくなっていた。
未来が見えるという事は、
こんなに不安で、怖い事なんだろうか?
もっと、幸せで、
暖かい気持ちなんじゃないんだろうか?
帰り際、私は、
「少し、考えたい・・・」と言って、
電車に乗った・・・
【つづく】
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