遠くに感じて

　　　
yasuを、
遠くに感じた事があった・・・

いつも、
私のそばにいたyasuが、
ひどく遠い人のように思えた瞬間・・・

一度目は、
19歳の時・・・
yasuがあの学校を去った時・・・

誰にも、何の相談もしないで、
yasuが、yasuの生きる道を決めた瞬間・・・
私は、何も出来なくて、
去る背中を、見つめる事しかできなかった。
yasuがいなくなって、
一緒にいられなくなって、
初めて、大事な存在だった事を、
思い知らされた。

そして、二度目は、
yasuのサッカーしている姿を見た時・・・

私の知らないところで、
あんな風に輝ける人だって、初めて知った。
仕事で疲れても、
サッカーの練習を欠かさなかったって、
ベース以外に、本当に好きなものに出逢えたんだねって、
安心した。
仲間と、あんな風に笑えて、
サッカー頑張っているyasuが、
私の知らない素顔のyasuだった。

yasuが遠くに感じたとしても、
私の好きなyasuは、
いつも輝ける方向にいたからね。

だから、私は、
そんなyasuに、
惹かれていたんだと思うんだ・・・

そんなyasuを、
ずっと見ていたいって思ったんだ・・・