春の海

2005年4月28日
   
ちょうど、今頃の季節・・・
yasuと初めて、
2人きりで、逢ったのは・・・

22歳の春だった。
友達の結婚式で、広島に行く事が決まった私は、
当時、先輩のお家の家業を、
手伝っていたyasuに連絡した。
yasuは私と逢う事を、了解してくれた。

yasuと、駅で待ち合わせをした。
仕事が終わったばかりで、
作業服のまま、車で迎えに来てくれた。
yasuの部屋に行って、
yasuがシャワーを浴びている間に、
私は、昔のように、部屋の片付けをしていた。

それから、広島市内に出て、
お酒を飲みながらご飯を食べた。
よく考えたら、あんなにも一緒にいたのに、
2人きりで、広島の街を歩くのも初めてなら、
2人だけでお酒を飲むのも初めてだった。

そして、帰りに、
yasuが、海が見える場所に連れて行ってくれた。
夜の海は、風が少し冷たくて、
対岸の灯りを、黙って見ていた。
「俺、ここ好きなんだ・・・」と、yasuが言った。
私は、この景色を、一生忘れないと思った。

私は、ずっと、
yasuに親友の彼女と思われる事が、辛かった。
優しくしてくれているのは、
彼の彼女だった私だから・・・
だけど、はじめて、
そうじゃない私と、一緒にいてくれた気がした。

もう一度、
春の海を、yasuと並んで見たいな。
       

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