私の8月6日
2005年8月6日私の8月6日・・・
小学生の頃、
8月6日は、朝、7時50分までに、
学校に登校していた。
全校生徒が、体育館に集まり、
8時15分、広島に原爆が投下された時間に、
黙祷をささげ、犠牲者の冥福を祈る・・・
当たり前の、光景だった。
当時、教員の中に、
実際に原爆を体験した先生、
毒ガス工場で、働いていた女学生だったという先生・・・
私達は、その生の戦争体験を聞き、
戦争とは何か、原爆とは何かを、
考えさせられ、平和について学んだ。
毎年、8月6日の8時15分、
そして、長崎に原爆が投下された8月9日11時2分、
黙祷をささげている・・・
戦争が生み出した悲惨さ、惨めさ、
恐怖、怒り、そして、命の重さ・・・
広島に生まれたからこそ、学べたものかもしれない。
60年という月日は、
あの戦争という現実を、遠い日の過去にしている。
私の親でさえ、戦争を経験していない。
私は親になり、命を生み出したものとして、
娘や息子に、伝えなければいけない事があると思っている。
私の8月6日は、
深い祈りの中で、過ぎる1日だ。
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