大事な人

　　　　　　　　　　 　　　
どうして、
こんなに大事な人になったんだろう。

yasuの包み込んでくれる優しさが、
あの頃の私には、
当たり前だった。

親友でいてくれる距離感、
大事に思ってくれる心地よさ、
間違った選択をしないように、
私らしくいられるように、
いつも気遣ってくれていた。

『あいつの彼女だから、
一緒にいたわけじゃない。
あいつが親友であるように、
お前も大事だから・・・』

21歳の私には、
泣きたいほど嬉しい言葉だった。

理解してくれる人がいる。
親友として、大事に思ってくれる人がいる。
yasuがいるから一人じゃないって、
初めて思わせてくれた。

yasuが思ってくれている以上に、
わたしにとってyasuも、
本当に大事な人だったんだ・・・
今までも・・・
きっと、これから先も、ずっと・・・