夢の中だけでもいい。

　　　　

久しぶりに、yasuの夢を見た。

私は、18歳の学生に戻っていた。
yasuと一番、
馬鹿して、はしゃいでいた頃。

なぜか私は、
ひろと別れた、かわいそうな彼女になっていて、
みんなが同情してくれていた。
（何故だか分からず・・・）

夢の中で、友達の一人が、
『yasuは、花音の事が好きなんだね。
見てたら分かるよ。
必死に守ろうって、してるよね・・・』
私にそう言った。

そう言えば、
yasuの部屋で、後輩と一緒に呑んでいる時、
私とyasuのやりとりを見ていた後輩が、
『yasuさんと、花音さんって、
ホント自然で、彼氏彼女みたいですよね。』
お互いに、顔見合わせて、
『ありえない・・・』って、大笑いした。

ただ、ひとつだけ、
分かっていたのは、
お互いに、自分を裏切らない人だって事。
それだけで、充分だった。

夢の中の、優しすぎるyasuに、
少し戸惑いながら、
『夢の中だけでも・・・・』と、
頭で考えている私がいた。

夢の中だけでもいい。
逢えるなら・・・・