私、迷ってる。
自分が、自分自身が、保てない。
怖い。苦しい。
どうして、分かってあげられないんだろう。
yasuの声が聞きたい。
頑張れない私を、
優しく包んで欲しい。
yasuとは、
いろんな事を話したけど、
言葉にすると、自分の気持ちとは、
離れていくような気がして、もどかしかった。
どうしたら、
分かってくれるんだろう?
私の発する言葉が、
本物じゃなきゃ、yasuの心には届かないよね。
yasuを好きな気持ちに、
理由がないように、
言葉が見つからない。
文字でも届かなくて、
言葉じゃ、嘘になっていくようで・・・
私は結局、どうやって、
気持ち伝えたらいいのだろう?
出逢いが間違いにならないように
2008年10月8日 恋愛出逢いが間違いだったと、
思う私にはなりたくないから・・・
だから、yasuに逢う時は、
笑顔で逢わなきゃいけないって、
すごく思っていた。
だって、yasuの中の私が、
笑顔でなきゃ、逢ってくれないでしょ?
あの頃、泣いて、
苦しんでいる私ばかりを、
見ていたyasuにとって、
私が笑っている事が、yasuの安心でしょ?
yasuの中の私が、
特別であって欲しいと願うけど、
yasuの中に、私がいては、
本当の幸せには、なれないんだよ。
出逢った事を、
間違いにしないためにも、
私達は、割り切らなきゃいけないんだよね。
自分に嘘つくことも、
yasuの幸せのためには、必要なんだよね。
yasuの笑顔のためなら、
どんなに苦しくても、辛くても、
覚悟は出来てるよ。
そばにいる事だけが、
全てじゃない・・・
あの頃の私も、
同じように考えていた。
yasuのそばにいた時間よりも、
離れた時間が長くなっても、
やっぱり、私には、
yasuが必要だった。
他の誰でもなく、yasuじゃなきゃダメだった。
そばにいたいよ。
いつでも、逢える距離にいたいよ。
素直になって、
もう一度、気持ちを通い合わせたいよ。
それが、わがままだと分かっていても。
そばにいて、
苦しめるって分かっていても、
それでも、yasuを望んでしまう私は、
自分勝手ですか?
yasuは、どれだけの事を、
私に与えたら、
心を支配しなくなるんだろう。
切ない想いも、優しさも強さも・・・
泣けないほどの悲しみも、弱さも・・・
とめどない想いの抱え方も、
恋する自分と、20年分の想いも・・・
全部、yasuを想う事でしか、
得られない事ばかり・・・
何もかも含めて、
yasuを見てきたつもりだけど、
結局、私は、
yasu自身を、苦しめる事でしか、
自分の存在を、
分かってもらえないんじゃないかって・・・
yasuに振り向いてもらうためにだけ、
困らせていたんじゃないかって・・・
忘れたいんじゃない。
忘れたくない。
だけど・・・
私がyasuを、
想い続けることは、
プラスの、何かを生み出すだろうか?
悲しみや苦しみしか、
生み出さないのだとしたら、
私が、想い続ける意味があるのだろうか?
yasuを想い続ける事を、
辛いとか、悲しいとかそれだけの想いなら、
私は、yasuをあきらめてしまうだろう。
想いをどこにも持っていけないし、
誰にも話せないし、
自分で昇華するしかないんだけど、
yasuを想う事で、
私は優しくなれる。強くなれる。
苦しいけど、やりきれないけど、
小さな幸せで、
私は生きていけるから・・・
yasuが幸せなら、
私は、救われるから・・・
それで、充分よ。
yasuが笑ってるなら、
私にとって、それ以上のことはないと思うもの。
離れていても、
逢えなくても、
私の中のyasuは、大きく存在してる。
毎日が、慌しく過ぎて行く。
頑張っているつもりだけど、
他人から見たら、
そんな風には、見えないかもしれない。
私、頑張れない時、
いつもyasuに、助けられた。
そのせいか、困ったり、迷ったりしたら、
yasuにヘルプするのが、
当たり前のように思えてた。
yasuは、そんな私を笑いながら、
いつも、私が望むべき優しさで、
包んでくれていた。
女友達にも言えない事、素直に話せた。
私の弱さも、ズルさも、性格も、
全て分かって上で、守ってくれていた。
頑張れって言わない事が、
プレッシャーから救ってくれたし、
ありがたかった。
時にして、私にとって、
頑張れが辛いって事を、yasuは知っているから・・・
今の私をみたら、
頑張れって言う?
優しく包んでくれる?
教えて・・・
疲れがたまると、
無意識のうちに、yasuの名前を呟いてる。
誰にも、弱音が吐けない私の、
最後の逃げる場所なんだろうなぁ~
yasuの存在は・・・
逢えないけど、声聞けないけど、
今は、充分なのかも・・・
yasuは、私が頑張れば、頑張るほど、
苦しんでいたんだろうし、
今の私が、無理してるって分かったら、
きっと、放っておけないだろうから・・・
もう、yasuに、
気を使わせてはいけないんだろうね。
yasuに、心配させちゃ、
いけないんだろうね。
それが、私なりの思いやり。
それが、私の出来る事。
でも、本当にダメになりそうな時は、
大丈夫!って、背中押してね。
私、結局、
20年前から、yasuに頼ってばかり。
迷って、傷付いて、進めない時、
yasuにそばにいて欲しくて、
yasuの優しさが欲しくて、
yasuの言葉が聞きたくて・・・
でも、ずっとそれじゃダメなんだよね。
心地いいけど、楽になるけど、
それだけじゃダメなんだよね。
yasuの手を離して、
ちゃんと1人で歩いていけるような私になって、
安心させる事だって、
私が、yasuの為に出来ることなんだよね。
yasuへの感情以上のものは、
これから先、誰にも感じないと思える。
他の何に対しても自信はないけれど、
これだけは、自信がある。
何も出来なくて・・・
2008年10月1日 恋愛いろんな話を聞くと、
自分の中で迷ってしまう。
いろんな想いを酌んで、
動いているはずなのに、
誰もが、苦しんでいるような気がして・・・
いい方向へもって行きたいのは、
誰だって同じはずなのに・・・
無力さに、情けなくなってくる。
20年前と同じだね。
その人、それぞれの想いがあって、
巻き込みたくないからって、
黙っていたら分からない。
だけど、みんなの思いを考えると、
自分勝手なんて出来ない。
困っていたら救いたい。
悩んでいたら、背中を押してあげたい。
助けたいなんて、勝手な思い込みだけど、
何とかしてあげたいって思う事は、
私の自己満足なの?
ごめんね。何も出来なくて・・・
出ない答えを、
ずっと、求めてきた。
だって、私がyasuを忘れられない以上、
答えなんて出やしない。
ずっと、分かってる。
だけど、私もyasuも、
どうにか出口を見つけようと、
もがいているような、
そんな気がする。
無理に、何かを見出そうとすればするほど、
私は、苦しくなってしまう。
yasuへの想いが、純粋にたどり着かない以上、
何も変わらないんだと思う。
この状況が、現実で、
yasuとの関係が、
友達にも、彼女にも、親友にも、なれない。
私自身も、何を望んでいるのか、
どんな関係でいられるのが幸せなのか、
正直なところ、分からなくなっている。
だけど、前にも後ろにも進めないなら、
yasuを想い続けることに、
罪悪感を持つのはやめよう。
yasuを想う私が、本当の私。
yasuを好きでいる私が、
等身大の私らしい私。
20年経ったから、
別々に生きてきたから、
いろんな事があったから、
私達、今、こうやって笑える。
もう、苦しくない。
ひろに逢う事は、もう怖くない。
ただ、yasuと一緒に逢う事は、
私の心が許すだろうか?
yasuが、こだわっている以上、
私達は、逢う事を拒むのかもしれない。
ただ、私とyasuは、
超えなきゃいけないものがある。
それが、まだ、先にある以上、
笑って逢う事は、ないのかもしれない。
何も知らないひろは、
みんなで逢うことを楽しみにしている。
私は、『絶対、逢おうね!』と、
笑って言った。
再会は、半年後なのか、1年後なのか、
それは分からないけど、
私の心の中も、yasuの中でも、
何かが動かなきゃいけないときなのかもしれない。
ひろは、『何かあったら、いつでも電話して来い!』と、
言ってくれた。
その言葉だけで、充分だと思った。
電話してよかった。
ありがとうね。ひろ・・・
20年間、抱えてた想い。
一生、ひろに言うつもりはなかったし、
言う機会もないと思ってた。
なんとなく、言ってしまったけど、
ひろは、私と別れた理由が、
本当の意味で分かったと言ってたし、
私は、ある意味、すごくすっきりした。
『でも、花音。
お前は、そんな辛い時でも、
周りに辛い思いさせるとか、苦しめるとか、
そんな事ばっかり考えてるんだな。
自分の事だけでいいんだ。
もっと、傲慢でいいんじゃないか?』
ひろは、そんな私を分かってる。
あえて、私にそう言ってくれている。
性格なんて、そんなに変わらない。
ひろは、傲慢すぎる私も知っていて、
それでも、もっと自分の事を考えろって言ってくれる。
ひろと、yasuのそばにいた頃の私が、
本当の私よ。
飾らなくて、素直で、優しい笑顔でいられた私。
あの頃を知っているひろに、
今の私は、えぇ~って思うほど、ギャップがあるかもしれないけど、
ひろとyasuが作ってくれたベースがあるから、
今、こうやっていられるんだよ。
ひろとの電話が、
いろんなものを気付かせてくれた。
あの時も気持ちも、みんなの優しさも、
一人じゃないんだって、教えてくれた。
私は、ひろといる時から、
ずっと、ひろに隠していた事があった。
付き合って、2年近く経った秋のこと。
ひろの部屋で見つけた手紙の事。
地元の女の子からの、かわいらしい文字。
まるで付き合っているかのような、
手紙の内容だった。
誰にも言えなくて、思い悩んで、
何度、yasuの部屋に行っただろう。
yasuなら、何か知っているかもしれない。
yasuなら、間違いだって言ってくれるかもしれない。
だけど、私とひろの間に入って、
yasuを苦しめるのが分かるから、結局何も言えなかった。
その事を、ひろに言った。
ひろは、絶句した。
『じゃあ、その手紙を見なかったら、
花音は、俺と別れなかったって事?
そっかぁ~ お前、そんな事を抱えながら俺といたのか・・・
悪かったなぁ~でも、俺、その女とは何もないし、
もちろん、他の誰とも、浮気してなかったんだぞ!』
もう、何もかも通り過ぎた事・・・
その言葉も、20年前の私の心には、届かなかっただろう。
今なら、素直に聞ける私がいる。
『言わなかった私が悪いんだよね。
でも、言えなかった。全てを壊しそうで・・・
真実を確かめるのも怖くて・・・
結局、ひろから逃げて、バカな事ばかりして、
そうする事でしか、自分を支えられなかったんだと思う。
本当に、辛かったし、悲しかった。
裏切られる悲しみも、誰にも言えない苦しみも、
自分で解決出来ない辛さも、味わったよ。
でも、その想いがあったからこそ、
私は、いろんな人の優しさを知る事が出来たし、
yasuの思いやりも、KくんやAくんの優しさも、
ありがたいと思える自分がいたんだ・・・』
恨んでなんかいない。もう、何もかも時効・・・
これが、私の本音。
ひろは、ただ、しきりに謝っていた。
私は、正直、
あの頃のひろとyasuの関係が、
とても不思議だった。
兄弟のような、いつも一緒にいるんだけど、
ベタベタは、してなくて
何も言わなくても分かり合えてる感じで・・・
『私、あの頃、ひろとyasuにやきもちやいていたんだよ。
だって、2人を見てると、あまりにも仲が良くてね。
yasuの部屋に、朝2人を起こしに行った時、
並んで寝ている2人の寝顔見てたら、なんだか微笑ましいんだけど、
悔しくてね。おかしいでしょ?男にやきもち焼くなんて・・・』
『お前、そんな事思ってたのか・・・
だって、男同士って、そんなものやろ・・・』と、
ひろは、大笑いしていた。
yasuは、私にひろの悪い事は何も言わなかった。
あんなに、いろんな事がある人だったのに、
ひろの事を、決して悪くは言わなかった。
ひろを信じてもいい・・・って、いつも言ってくれた。
その言葉が信じられたから、私はひろといる事が出来たんだろう。
そんな事も、話すと、
『ホント、yasuはいいやつだったなぁ~』と、
しみじみ言っていた。
ひろは、私の思い込み過ぎる性格も分かっていて、
言ってくれた。
『お前のせいじゃないよ。
そんな事思ってたのか・・・バカだなぁ~
俺とyasuは、そんな事で連絡を取り合わなかったんじゃないよ。
だから、気にする事ないし、
もう、いつでも同窓会できるんだし、気にするなって・・・』
あの時、yasuに聞いた時も、
ひろと同じ事を言ったような気がする。
ただ、私もyasuも、
心のどこかで、
まだ、ひろに逢う事を怖がっている・・・
別々に逢うなら、まだしも、
一緒になんて、逢えないって、
少し躊躇する私がいる。
私達は、気持ちが純粋ではないから。
ひろの知らない私達がいるから。
時効でもなんでもなくて、
今、進行形で動いている想いがあるから・・・
それは、ひろに知られてはいけない。
気付かれてはいけない。
許されるとか、許されないではなくて、
私達の中にある、誰にも犯されない部分に
触れられたくないから・・・
それは、ひろでさえも・・・
ひろだからこそ、言えない。
みんなの近況を、話しているうちに、
やっぱり、yasuの話になった。
『私、ひろの前で、yasuの話は出来ないって思ってた。
yasuが学校辞めた時、ひろ、すごく怒ってたでしょ?
分かってる。あの頃、頑張ってるひろは、
頑張れないyasuを、許せなかったって事も。
私は、yasuがやめた事がショックで、
ひろの前で、グズグズ言ってたら、
「もうyasuのことを、俺の前で言うな!」って、怒ったでしょ?
あれから、ひろの前では、yasuの事は言えないって、
そう思ってたの。
ひろは、ダラしなくて頑張れないyasuが、
許せなかったんだろうし、
yasuは、いつも泣いている私を見て、
そんな、ひろが許せなかったし・・・
お互いが、お互いを分かっているからこそ、
大切な事、言葉にしないままだった。
私は、そばにいて、それがすごく分かったし、
自分の事で、2人が変な風になっているのが嫌だったの。
だって、ひろ、言ってくれたじゃない。
「俺がいなくなっても、遠距離になっても、
花音のそばにはyasuがいてくれるから、安心できる」って・・・
私、あの言葉、ずっと信じてた。
だから、yasuがいなくなるのが、余計に不安だったの。』
私は、10数年間、心の中に閉じ込めていた思いを、
ひろに吐き出していた。
誰にも言わなかった事。言えなかった事。
yasuとひろの間で、何も出来なかった私。
あれからずっと、私は、どこかで、
yasuとひろが、連絡を取り合わなかったのは、
自分のせいなんだと、ずっと責め続けて生きてきたから・・・
ひろは、笑っていた。
私は、ひろの一つ一つの言葉を、
素直に受け入れられた。
あの頃、よくケンカもしたけど、
大人になったひろの言葉は、
私には、懐かしく、温かいものだった。
『ひろ、あの頃の私は、頑張る事で目標があったから。
ひろとの付き合いを認めてもらうためには、
私達頑張らなきゃいけなかったし、
ひろも、一緒に頑張ってくれたよね。
だから、無理も出来たし、みんながいてくれたから・・・』
あの頃の私達は、大人の偏見が悔しくて、
認めてもらうために、2人で頑張る事しか出来なかった。
その頑張りが認められたからこそ、
付き合って1年経つ頃には、
誰もが、いい方向に変わったと言ってくれるようになった。
『ひろに逢えて、ひろを通じて出逢えた人たちは、
今でも、付き合いが続いているし、いっぱい助けてもらったよ。
本当に、感謝してるの。』
あの頃ももちろん、ひろと別れた後も、
何も変わらず、私との関係を続けてくれた人達。
『ホント、俺らは、いい仲間に恵まれたよな。
だから、20年経っても、変わらずいてくれるし、
みんなで逢おうって、話になるんだよな』
ひろは、いろんな友達の名前を出して、
懐かしそうに、あの頃を思い出していた。
泣き出した私に、少しビックリしていたけど、
ひろは、優しく言った。
『頑張るのが、花音だし、
頑張りすぎるのも、花音らしさなんだけどな。
ホント、変わってないなぁ~
でも、しんどい時は、ちゃんとヘルプしないと。
お前が、壊れるぞ・・・』
本当は、こんな事、
ひろに甘えるべきところじゃないんだよね。
ただ、表面だけではなくて、
本当の私を知ってくれて、叱ってくれる人に、
頑張れ!って、言って欲しかったんだよね。
大人になって、自分を叱ってくれたり、
間違いを教えてくれたりする人なんて、
なかなかいない。
それが分かった上で、
私は、yasuじゃなく、ひろに叱って欲しかった。
yasuは、私を叱ってはくれないもの。
自分で気付かなきゃダメだって、
yasuは思っているはず・・・
yasuの優しさなんだけど、それが辛い時もある。
ひろは、厳しく、
でも、あの頃以上に優しく、
私の心を、救ってくれた。
ひろは、すぐに、連絡してくれて、
『どうした?何かあったか?』と、言ってくれた。
私は、今の状況、自分の気持ち、どうしたいのかって、
いろんな事を素直に話した。
ひろは、ずっと黙って聞いてくれて、
『花音は、昔から頑張りすぎる。肩の力抜いて・・・
いろんな思いを聞くのは大事だけど、
ちゃんとお前の中の譲れないものを、大事にしたらいい!』って、
とても優しく言ってくれた。
『私、すごくひろに、叱られたかったの。
こんな事でくじけるな!負けるなって、
怒って欲しかったの。
ちゃんと自分を知ってくれている人に、
頑張れ!っ言って欲しかったの・・・』
私、こんなに素直に泣いたのはいつ振りだろう。
20年前のひろとは、やっぱり違う。
だけど、ベースは同じ。
だから、ひろの言う事を、素直に聞ける私がいた。