明日になってしまった・・・

　　　　　　　　　　
　

　　　　　　　　

私達、6人が集まるという事は、
きっと、それぞれに、
意味を持つような気がする。

私にとっては、
ひろとyasuへの謝罪と感謝・・・

ひろは、久々の再会で、
あの頃の仲間を、
改めて感慨深く思うだろう。

yasuは、
ひろと再会する事で、
全ての事を、
過去にしてしまうだろう。
私とのわだかまりも、
ひろの前で、
全て失くしてしまいたいだろう。

そんな事を思いながら、
私は、まだ叶わぬ再会を、
願ってる。
　　　　　　　
　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　
yasuに、
『大丈夫だから・・・
頑張れよ！』
って、言って欲しいなぁ〜

他の誰でもなく、
yasuに、言って欲しいなぁ〜

そうすれば、
本当に大丈夫な気がするのに・・・
それで、私は、頑張れるのに・・・

バカみたいだけど、
これが、ホント、私には効くんだよね。
私って、なんて単純なんだろう。
　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　

ホント、やばいよぉ〜

　　　　　　　　

私が目指すもの。
少し前までは、
ずっと遠くにあるものだと思っていた。

私が壊したもの、
人間関係も、信頼も、
もう取り戻せないって思ってた。

ただ、今回、
ひろと連絡が取れて、
話してるうちに、
ひろが何もこだわっていない事が分かって、
少し、肩の荷が下りた。

それと同時に、
壊した全てを、元通りにしたいって、
そう思った。

ひろとyasu、
私は、この2人の再会が、
実現する事を願う。
ただ、それだけ・・・
　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　

　　　　　
　
ひろと電話で話した時、
少しだけ、脅したんだよね。

『逢ったら、覚悟しといてね。
ひろに言いたい事が、
山ほどあるの。』

ひろは、『？？？』って感じだったけど、
いろんな本当を、知ってた事、
こんなに辛かったんだって、
今なら言える、嫌味を言おうって・・・（笑）

でも、あの辛かった時、
yasuがいてくれたから、
救われたんだよね。
yasuが、『ひろは信じても大丈夫だから・・・』って、
言ってくれたから、
yasuの言葉だったから、
信じていられたんだよね。

ひろを通じて、
yasuの優しさに触れられた事、
ある意味、感謝してもいいんだよね。
　　　　　　　　
ちゃんと、その事も、
伝えなきゃね。
　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　
　　　　　　

　　　
このお正月の再会は、
残念ながら、実現が難しそう。

みんな、仕事などで、
都合がつかなくて・・・
だけど、ホッとする私もいる。
怖い自分もいる。

情けないけど、
心が揺らぐ私がいる。
yasuの前で、
ひろにどんな顔して逢えばいい？
そして、yasuは、
どんな風にひろと逢うの？

yasuがこだわった何かが、
今になれば分かる。
それが、理解できるからこそ、
自然に振舞えないんじゃないかって、
不安に思う私がいる。

ひろが知らない歴史がある。
それを、理解してもらおうとは思わない。
だけど、yasuと、
積み重ねてきたものが、
この再会で、崩れるようなそんな気もしてる。

正直、何が怖いのかも、
分からなくなっている。
ただ、yasuとひろの、
私に見えないつながりが怖い・・・
　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　

　　　　　　　　
　　　　　　　　　　
風が冷たくなってきた。

yasuとさよならしたのは、
11月だったから、
冷たい風を感じると、毎年のように、
切なくて、胸の奥がきゅんとする。

でも、今年は、
いつもの11月とは違う。
私が、歳を重ねたせいだろうか？
みんなで逢える事が、
現実味を帯びたせいだろうか？

2人きりで逢うのは、怖い。
また、気持ちにブレーキが、
効かなくなりそうで・・・
だけど、みんなが一緒なら、
私、きっと、
yasuと学生時代の頃の関係でいられる。

そして、ひろに、
yasuの前で逢う事が、
きっと私達が進める、
大きな一歩になるはずだから・・・
　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　 　
　　　　　　
　　　　
なぜか、
幹事らしき事をやっている私・・・
私、幹事のキャラじゃないんだけどね。

ただ、みんなが揃って集まるって、
それは、絶対に叶えたいから、
少しなら、無理しますよ。私・・・

ひろからも、
幹事頑張れ！って、励ましのメール。
そんな励ましいらないから、
頼むし、協力してよね。
と、心の底で思っている私。

6人で集まる事は、
もう、一生ないって思っていた。
逢えない理由を作った私が、
みんなで集まりたいなんて、
言える立場ではないから・・・

ただ、今回の事で、
偶然にもこんな機会が与えられた事、
私は、幸せ者だって。
みんなが笑って逢える為に、
頑張りましょうかね・・・
　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　
精神的にも、肉体的にも、
かなり疲れ気味で、
凹みまくりの私。

ただ、みんなに逢える機会が、
あるかもしれないっていうのが、
今の私の励み。

辛い事もあるし、
泣きたくなるような事もあるけど、
心の支えがあるって、
かなり救われる。

10年越しの私の夢。
yasuと別れる夜、
私は最後に、yasuに約束させた。
『いつか、みんなと一緒でいいから、
必ず、逢おうね。』と・・・
yasuと逢う事は、もう叶ったけど、
みんな出逢える事は、
叶わないと、この前まで思ってた。

強く願っていれば、
叶うんだね。
　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　

　　　　　　　

私は、ひろと出逢ったからこそ、
yasuという、大事な人を気付けたのだし、
あの時、出逢わなければ、
ひろとの時間も、
yasuの優しさも、
何も知らないまま、生きていったんだろう。

ひろとの、トラブルがなければ、
yasuの優しさには、
気付けなかったわけだし、
辛さだけが与えられたんじゃないって、
今なら、そう思える。

3人で、逢えたなら、
私は、彼らに、感謝の気持ちを伝えよう。
私の基礎を作ってくれた人達。
今なら、そう思える。
　　　　　　　　　
　　　　　　　　　

　　　　　　　　　
『笑って、逢いたい・・・』

ただ、それだけの事なのに、
私達は、15年以上の月日を、
数えなければ、
それを実現しようとしなかった。

時間しか、解決できないものが、
私達6人には、
あったのかも知れない。

ひろに、わだかまりなしで逢えると、
今、こう思えるのも、
時間のおかげかもしれないし、
yasuと私が逢えるのも、
別々に過ごした時間が、
あったからかもしれない。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　
みんなにメールを送った。

きっと、私以外、
誰も動きそうにないもの・・・

これが、再会の一歩になればいい。
みんなが、わだかまり無しで逢える、
そんな機会になればいい。
　　　　　　　

　 　　　　　　
美容院へ行った。
気持ちが凹んでいるのもあったし、
少しリフレッシュしたいと思ったから・・・

私、昔から、
髪が長い時の方が、
いろんな事が、
うまくいっているなぁ〜って思った。
髪が短い時期って、
ホント、ろくな事がない。

yasuと、音信不通になったり、
連絡が取れなくなるのも、
決まって、髪が短い時だ。

そんな事を思いながら、
美容院のお姉さんに、
『短くして、イメージチェンジしてみますか？』って、
聞かれた時、
躊躇したのは、いうまでもない。
　　　　　　　
　　　　　　　　　
　
　　　　　　　　　

　　　　　　　
みんなとの出逢いが、
私を大人にした。
楽しい事ばかりではなかったけど、
辛い事を乗り越えて、
悲しい時間を、
一緒に過ごしたからこそ、
こんなに心に残るんだね。

10代のあの輝かしい時間を、
みんなと過ごせてよかった。
30代の今になっても、
そう思えるもの。
あの出逢いが、私に与えてくれたものは、
何よりも代え難い、
本当に大事なもの。

もし、みんなに逢えたら、
いろんな事、ちゃんと謝って、
ちゃんと感謝の気持ち、
伝えようと思うんだ。

それが出来たら、
また、30代になった私達は、
何かが始まると思うんだ。
　　　　　　　　　
　　　　　　　　

　　　　　　　　
私は、どんな顔で、
ひろに再会するんだろう。
yasuの前で、
ひろに、どんな顔で逢うんだろう。

そして、yasuは、
どんな気持ちで、
ひろと再会するんだろう。

いろんな思惑があって、
みんなの知らない歴史がって、
でも、その思いが、あったからこそ、
yasuの優しさに触れる事が出来て、
そして私は、
今、こうして、存在してる。

そう思うと、
悪い事ばかりじゃなかったんだって。
結果オーライなんて、
あの頃は、そう思えなかったけど、
今なら、思えるもの。

ただ、少し戸惑う私もいる。
怖いと思う私もいる。
全ては、そこから始まるから・・・
　　　　　　　　　　
　　　　　　　

　　　　　　　　　　
ホント、凹む事が多くて、
なかなか、上昇しない。
精神的なものも、あるけど・・・

yasuだったら、
どんな風に言ってくれるんだろう。
yasuだったら、
『大丈夫か？』って聞くんだろうなって。

yasuの、『大丈夫！！』が聞きたい。
私、その一言で、
救われるのに・・・

yasuの、『頑張れ！』で、
私、どんな困難にも、
立ち向かえるのに・・・
　　　　　　　　　　　　　
　　　　　

　　　
　　　　
男同士って、
女とは違う雰囲気を醸し出すよね。

言葉にしなくても、
特別な事を言わなくても、
相手の思う事が分かる・・・

yasuとひろも、
そういう仲だった。
兄弟のように、じゃれあっていて、
いつも2人で、笑ってた。
2人でいると、
私と3人でいると、
私が場違いのような気がして、
yasuにやきもち妬いたりしたもの。

ひろの中のyasuの存在は、
きっと超えられない。
あの二人は、特別。

だからこそ、
再会して、2人の笑顔が見たい。
　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　
そろそろ、
みんなにメールしようかな？

もう、みんな、ひろと、
話したかしら？

どうしても、
私、yasuとひろを、再会させたい。
私が、ひろと別れたせいで、
15年以上、
逢わない2人になってしまったのだから・・・

『そんな事ないよ！』
きっと、2人は言うだろう。
だけど、ずっと、その罪を抱えてきた私にとって、
2人の再会ほど、
嬉しい事はない。

自分が、まいた種だもの・・・
自分で、何とかしなくっちゃ！
　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　

　　　　　　　
yasu、きっと、
ひろに電話してないなぁ〜

だって、メールも電話もないのが、
その証拠。
yasuは、自分から、
なかなか動かないしなぁ〜

戸惑っているのかなぁ〜
ずっと、気にしていたのは、
私じゃなくて、
yasu自身だったもの。

私が存在する事で、
私がいた事で、
yasuと、ひろが、
離れてしまうのは悲しい。

そんな事を思いながら、
夜は更けていきます。